開業して5ヶ月が経過しました。まだまだ道半ばですが、この数ヶ月の動きや、感じたことを振り返ってみたいと思います。
■ 5ヶ月間の売上推移
6月:0円
7月:0円
8月:9万円
9月:4万円
10月:8万円
11月:13万円(見込)
こうして並べると、独立直後は本当にゼロからのスタートでしたが、少しずつではありますが前に進んでいることを実感します。
■ 独立直後から経験を積ませてもらえる「奇跡」
私が本当に恵まれていると思うのは、独立してすぐに先輩行政書士の先生と一緒に仕事ができる環境に身を置けたことです。
頼れる方がいなければ、当然ながら自分が案件を受任するまでは実務経験を積むことができません。
開業初期は、できるなら同業の先輩行政書士と仲良くなり、業務のお手伝いをさせていただくのも1つの方法だと強く感じます。(もちろんクライアントの了解は必要ですが)
私自身、この数ヶ月で——
- 建設業の新規許可申請
- 事業年度終了報告
- 経営状況分析申請
- 業務システム(ワイズ公共データシステム)への入力
- 申請書作成と印刷
- 県庁への書類提出、資料閲覧の流れ
これらを一通り経験することができました。
いきなりすべてを自分の案件でこなしていく開業者の先生方には、本当に頭が下がります。
最初はわからないことだらけで、プレッシャーも計り知れないはずです。それでもやるしかない。そうした日々を経て、一人前になっていくのだと思います。
■ 先輩が「踏ませてくれる」ありがたさ
ありがたいのは、先輩行政書士が積極的に私に経験を積ませようとしてくださること。
私が先輩に貸しがあるわけでも、先輩が私に借りがあるわけでもありません。
クライアントとの了解をとるのも手間がかかることでしょう。
それでも面倒を見てくださる。
きっと「お手本にしています」とお伝えしたことで、放っておけなくなったのかもしれません(笑)。
いずれにしても、これは当たり前のことではありません。
その心遣いに、何より感謝しています。
■ 近所のベテラン行政書士先生との偶然の出会い
忘れ難い出来事があります。
県庁の建設業許可窓口で、近所に事務所を構えるベテラン行政書士の先生と偶然お会いしたことです。
その後、事務所にご挨拶に伺ったところからお話がつながり、なんと宅建業の更新申請の案件を、相談者の了解のもと私に振ってくださったのです。
建設業関連を軸に業務を展開しようとしている私にとって、宅建業許可申請は“いまの自力集客では出会えない案件”でした。本当にありがたいご縁でした。
■ 過去の資格が役に立つ不思議
振り返ってみると、過去に取得していた資格——
日商簿記3級と宅建士——が、思いがけず強力な武器になっています。
- 簿記 → 事業年度終了報告で決算書と向き合うときにアレルギーを起こさずに済む
- 宅建士 → 宅建業法の基礎知識が“宅建業許可申請の理解”に直結
当時は「なんとなく」で取得した資格ですが、時を経てこうして意味を持ち始めていることに、少し驚いています。
■ 地域のつながりから、新たなご縁へ
最近、地元消防団で一緒に活動している先輩から近所の司法書士・土地家屋調査士の先生を紹介していただきました。
こちらもまた、ありがたいご縁です。近いうちにご挨拶に伺う予定です。
地域のつながりも仕事にも広がっていく。
独立してみて、改めて「人とのご縁」が何よりの資産だと感じています。
■ まとめ:5ヶ月目を終えて
開業5ヶ月。
まだまだ売上も安定していませんが、私にとっては“確かな一歩”が積み重なった期間でした。
案件をご一緒してくださる先輩方、つないでくださる方々、そして少しずつ広がっていくご縁。これらすべてが私を支えてくれています。
このご縁を大切にしつつ、次の6ヶ月目に向けて、また1つ成長していきたいと思います。





