建設業許可ガイド

【決算変更届】工事実績ゼロの業種、工事経歴書は提出しなくていい?

🏗 はじめに

建設業許可を複数業種で取得している事業者様からの質問です。

💬 相談者:「2つの業種で許可を取っていますが、1つは工事実績がありません。経歴書の提出は必要ですか?」

📌 回答:実績がなくても「工事経歴書」は提出が必要です

行政書士の立場からお伝えすると――
「実績がない業種であっても、“工事実績なし”として工事経歴書を提出する必要があります。」

工事経歴書は、毎年の決算変更届(事業年度終了報告)に必須の添付書類です。
業種ごとに「その年度の実績」を報告する形式のため、たとえゼロ件でも書類を出す必要があります。

❓ 実績がないと、次の更新で許可されない?

💬 相談者:「実績ゼロだと、次回の更新時に許可が下りないのでは…?」

📌 答え:工事実績がゼロでも更新は可能です。

許可の更新要件に「毎年の工事実績があること」は含まれていません。
実績がなくても、人的・財産的要件を満たしていれば問題ありません。

✅ まとめ

  • 工事実績がない業種でも、「工事経歴書」は必ず提出
  • 「工事経歴書なし=書類不備」となり、審査がストップする可能性も
  • 工事実績ゼロでも、許可更新には影響しないので心配無用

📣 行政書士のひと言

毎年の報告をきちんと行って、健全な許可維持を心がけましょう!

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