こんにちは。開業準備中の行政書士、堀晋一郎です。
今回は、意外と見落としがちな「事務所の看板(表札)」についてお話しします。
■ 行政書士に看板は必要なの?
答えはYESです。行政書士法施行規則に以下のように定められています。
行政書士法施行規則 第二条の十四
行政書士は、その事務所に行政書士の事務所であることを明らかにした表札を掲示しなければならない。
つまり、開業には「行政書士の表札(看板)」が必須です。
なお、業務停止処分を受けた場合には、その表札は一時的に撤去しなければならないという規定もあります。
■ 表札・看板作成前にチェックしたい6つの項目
いざ作ろうと思っても、「どんな看板にすればいいのか?」と悩みますよね。
そこで、以下の6項目を整理するとスムーズに決まります。
- 設置場所:玄関横・門扉・ポスト・フェンス・室内ドアなど
- サイズ感:小型(表札)/中型(A4〜A3)/大型(遠くから見える)
- デザイン:シンプル or ロゴ入り、英語表記の有無など
- 材質:アクリル/ステンレス/木製など、屋外耐候性の有無
- 表示内容のルール:「行政書士」の文字は必須
- 設置方法:自分で貼る or 業者による工事設置
■ 私の看板はこうする予定です(実例紹介)
以下が、私が実際に業者へ依頼した看板の仕様です。参考になれば嬉しいです。
【行政書士 堀晋一郎事務所 看板仕様メモ】
- ① 設置場所:自宅兼事務所の敷地フェンス(屋外)
- ② サイズ:中型(A3程度)
例:幅30cm × 高さ20cm - ③ デザイン:シンプル重視
表示内容:
1段目 行政書士徽章 行政書士
2段目 堀 晋一郎事務所 - ④ 材質:ステンレス製・腐食銘板(二色入れ)
防錆・防水などの屋外耐候性あり。 - ⑤ 設置方法:フェンス取付用のビスで固定(業者に依頼)
- ⑥ 行政書士会の基準:「行政書士」の表示を含むこと(細則に準拠)
※費用は知人の看板屋さんに依頼し、概算で3万円ほどです。
■ 看板を設置するタイミングはなるべく早く。
私の場合、開業前に行政書士会が行う事務所調査においては、「行政書士の看板が設置されているか」は確認されませんでした。
しかし、開業と同時か、遅くとも開業後1ヶ月以内には看板を設置をしておきたいところです。
■ まとめ|看板はあなたの「信頼の第一歩」
行政書士の看板は、法律で義務付けられているだけでなく、お客様に安心感を与える重要な要素です。
シンプルでもしっかりと掲げられた看板は、「ここに専門家がいる」という強いメッセージになります。
これから看板を設置する方は、ぜひ今回の記事を参考に、自分らしい看板を用意してくださいね。