🏗 はじめに
建設業許可を取得する際に必要となる「専任技術者」の選任。
専任技術者になるための方法はいくつかありますが、そのうちの一つに…
- ✅ 「指定学科」卒業+実務経験(3年 or 5年)
相談者:
工業高校を卒業した社員を専任技術者にしたいのですが、卒業証書には「土木工学」や「建築学」の文字がないんです…
このようなケース、よくある話なんです。
✅ 卒業証書に「土木」「建築」と書かれていなくても大丈夫?
大丈夫な場合もあります!
なぜなら、実際の判定は「履修した学科の内容」で判断されるからです。
- 卒業証書の記載は参考情報
- カリキュラムや学科名が多少違っていても、「指定学科に読み替え」できればOK
📘 指定学科の読み替えとは?
国土交通省や各都道府県では、「指定学科名の読み替え表」を用意している場合があり、それに該当すれば「指定学科卒業」と認められます。
例えば…
- 「造園デザイン科」→ 土木工学に読み替え可能(造園工事などに該当)
- 「建築システム科」→ 建築学に読み替え可能(建築工事に該当)
✅ 「普通科」や「商業科」など、建設と関係のない学科は当然NGです。
🧾 どうやって調べるの?
以下の方法で確認します:
- 卒業証書の写し
- 学科名・課程名の正確な表記
- (必要に応じて)カリキュラムのシラバス・科目一覧
- 行政庁が出している読み替え表(事務ガイドライン等)と照合
💬 行政書士としては、読み替え可能な学科かどうかを各都道府県の基準に沿って確認します。
✋ よくある誤解
- 「○○科」と書いてあっても安心できない?
→ はい、安心はできません。自治体によって解釈が異なるケースがあります。 - 「昔の卒業証書なので情報が少ない…」
→ カリキュラムを学校に問い合わせることも可能です。特に技術系高校では、対応してくれるところもあります。
✨まとめ
- 卒業証書に「土木工学」「建築学」等と明記されていなくても、指定学科に読み替えできる可能性があります
- 学科名ごとに認定できる建設業の種類が異なります
- 判断が難しい場合は、行政書士に相談して読み替え可否を確認するのが確実
- 読み替えできれば、実務経験年数の短縮という大きなメリットも!
📣 専任技術者の選任でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
「その学科、認められます!」の一言が言えるよう、制度に基づいて丁寧に確認・対応します!






