どうも、現役公務員シンです。
令和7年度に、行政書士事務所を開業するために準備しています。
さて、私も含め、これから行政書士を開業しようとされている方にとって、一番の不安は、行政書士の実態が見えないことではないでしょうか。
そこで、知り合いの行政書士の先生にお願いして、お話しを聞かせていただきました。
この記事では、
現役で活躍されている、ある行政書士の先生の実態
について、書いてみたいと思います。
開業1年目の動き
- 平成25年に開業
- 自宅兼事務所で開業
- 一人で独立開業
- 当時、行政書士の求人を探したがなかった
- 開業時の蓄えは250万円
- 1年目の売上は1桁(万円)
- 営業活動はあまりしていない
- とにかく経営者の交流会に積極的に参加して人脈を広げた
- ホームページなどインターネットツールは利用していない
- 最初の仕事は知人からの紹介だった
- 仕事は紹介案件を中心に、建設業関係以外は何でもやった(建設業は苦手意識)
- 建設業者の経営事項審査を受任し、トラブルになって恫喝された経験あり
- 報酬額は行政書士会のアンケート調査や地元同業者を参考にした
- 実務研修制度はほぼなし。実際に案件をこなして覚えた
- 顧客とのヒアリングは相手先事務所やカフェなどを利用
その後
- 開業7年目で自宅から事務所を移転した
- 現在のメイン業務は、建設業、産業廃棄物、農地転用の許認可や市民法務など
- 建設業関係が売上の7割を占めている
- 他士業の先生とのネットワークでは、お互い様ということで紹介料等のやりとりはない
- 繁忙期は行政書士によって異なるが、個人事業主の確定申告時期が繁忙期
- 役所の窓口の人とうまくやるコツは、先方に対する挨拶や礼儀などをきちんとすること
- 人脈は後から効いてくるので種まきをしておくことが大事
- 建設業は免許更新や決算報告などがあるためリピート客が多い
- 建設業を代表とするメジャー分野を主軸にし、ニッチな分野(BCP(事業継続計画)など)も意識しておくといい
- 補助金申請は開業してすぐに受任できる可能性が高い
ここでは書ききれませんが、今回話しを伺って、
ベテラン行政書士の先生が、開業時まだ売上がない時期に、何を考え、どう行動したかなど、大変参考になりました。本当にありがたいことです。
先生からは、
「焦らずしっかりと準備を整えて踏み出せば、全然勝負できる、大丈夫。」と温かい言葉をいただき、励まされました。
これからも、開業に向けてますます加速させていきたいと思います。