行政書士開業編

行政書士事務所の「名前」について考える

~堀晋一郎事務所 開業準備日記~


令和7年6月、開業予定の行政書士事務所

令和7年6月に開業予定の私の行政書士事務所。業務内容や開業方針も徐々に固まりつつある中で、ふと立ち止まったのが「事務所名」についてでした。

当初考えていたのは、行政書士会への登録スタイルとして一般的な
「行政書士 堀 晋一郎事務所」
という形式。
資格名を冠することで、業務内容が一目で伝わり、行政書士としての自負や誠実さを表現できると考えていました。


「法務事務所」という選択肢

ところが、先日参加した倫理法人会の商い交流会で、こんな意見をいただきました。

「行政書士 ○○事務所という名前より、“○○法務事務所”の方が、信頼感や重厚さがあって、企業相手には刺さるんじゃないですか?」

確かに「法務事務所」と聞くと、より広範な法的サポートを担う印象があり、建設業者などの経営者にとっては頼もしく映るかもしれません。
一方で、個人で開業する私にとっては、その名前に少し気後れする気持ちもありました。


スタンダードか、ブランドか

  • 「行政書士 ○○事務所」は、行政書士会に登録する際の王道スタイル。安心感と信頼性を備えています。
  • 「○○法務事務所」というネーミングは、重厚感があり、法人対応や士業連携の場面で印象的なアプローチになります。

思い切って「法務事務所」と名乗ることで、後から自分自身がその名前にふさわしい存在に成長していく——そんな考え方もあるのだと気づきました。


ハイブリッドという選択肢

そこで私が考えたのは、両方の良さを取り入れるハイブリッド型のスタイルです。

  • 【公式登録名】行政書士 堀晋一郎事務所
  • 【ブランディング表記】堀晋一郎法務事務所(行政書士)

これなら、行政書士会の規定も守りつつ、名刺やホームページでは「法務事務所」としての重厚感やブランド性を打ち出すことができるかもしれません。


名前に“志”を込める

名前は単なる肩書きではなく、その人の覚悟がにじみ出るものだと思います。
たとえ少し背伸びをした名前だったとしても、やがてその名に見合う自分になればいい。
そう思えば、「◯◯法務事務所」と名乗ることも、決して悪くはないと感じています。


まとめ

まだ最終決定には至っていませんが、
「事務所名を通じて、自分の働き方や志をどう表現したいのか」
を改めて考える、よいきっかけになりました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!