🏗 はじめに
建設業許可申請において、法人からのご相談があった場合、必ず必要になる書類の一つが登記事項証明書(いわゆる登記簿謄本)です。
なぜ必要かというと、経営業務管理責任者(経管)は常勤役員であることが要件であり、その「役員であることの証明」を行うために、この証明書が使われるからです。
💻 取得方法は「窓口」or「オンライン」
登記事項証明書を取得する方法には、法務局窓口での取得とオンライン請求の2通りがあります。
行政書士として業務効率化を図るなら、証明書類の取得は極力オンラインで行いましょう。
🖱 オンライン請求に使うシステムとは?
オンライン請求では、法務省が提供している登記・供託オンライン申請システム「登記ねっと」の中の 「かんたん証明書請求」を利用します。
📌 具体的な操作の流れ
- 「かんたん証明書請求」へアクセス
- アカウントを作成し、ログイン
- トップ画面から「商業・法人」>「登記事項証明書(商業・法人)」を選択
- 「会社・法人用 登記事項証明書交付請求書」を作成
- 法人名を入力または検索して選択
- 受取方法(郵送または窓口受取)を選択
- 電子納付にて手数料を支払い
- 郵送で証明書が届く
⚠ 現場で大切なこと
建設業許可の相談があったら、まず最初にこの登記事項証明書を取得することをおすすめします。
また、法務局窓口に足を運ぶと、往復の移動や待ち時間などで半日以上かかることもあります。
「移動して書類を取ってきた」という行為が、仕事をした気にさせてしまうのが落とし穴。
しかし時間は有限です。
相談者へのヒアリングや他の重要業務に時間を使うためにも、登記事項証明書はオンライン請求で効率よく手配しましょう。
✨ まとめ
- 登記事項証明書は建設業許可に必須の書類
- オンライン申請(登記ねっと「かんたん証明書請求」)を活用しよう
- アカウント作成 → 法人名入力 → 電子納付 → 郵送受取で完了
- 移動時間の削減が業務効率化につながる
効率よく、そして確実に。