建設業許可ガイド

🏗 経営事項審査(経審)とは?

熊本で建設業許可を代行する行政書士の説明

公共工事を目指すなら避けて通れない審査制度

📌 経審とは

「経営事項審査(通称:経審)」とは、公共工事を受注するために必要な“建設業者の成績表”のような制度です。
民間工事であれば、発注者と受注者の信頼関係で工事契約を結ぶことができますが、税金を使って行う公共工事では公平性・透明性
が求められます。そこで、事前に建設業者の経営状況や施工実績などを審査・数値化する「経審」が導入されています。

💡 経審が必要なケース

  • 元請として公共工事を受注する場合:必須
  • 下請として関与する場合:原則として不要
  • 一部民間企業など:経審を求められる場合がある

🔁 経審の流れ

公共工事の受注を目指す場合、以下のような流れになります:

  1. 決算変更届の提出(毎事業年度終了後)
  2. 経営事項審査の申請(経審)
  3. 入札参加資格審査申請(指名願)

①と②のサイクルは毎年行う必要があります。

📊 経審を受けているのは全体の約45

正確な数値は公表されていませんが、建設業許可業者の中で、実際に経審を受けているのは一般的には全体の約45割程度とされています。(地域によっても異なる)
つまり、公共工事を本格的に目指す会社のみが対象であり、すべての建設業者が受けるわけではありません。