🏗 はじめに
建設業許可の取得において、経営業務管理責任者(経管)の人的要件を証明する際、「個人事業主としての確定申告書(控)」は重要な疎明資料です。
しかし――
相談者:「5年分の確定申告書(控)を求められましたが、直近2年前以前は紛失してしまいました…」
このようなケースは意外と多く見られます。
✅ 紛失してしまった場合の対処法
結論:税務署に問い合わせてみましょう。
- 確定申告書の控えは、管轄の税務署で最大7年分保存されています
- 開示請求(閲覧・写し交付請求)を行えば、申告内容の確認が可能です
📌 ワンポイント: 税理士に委託している場合は、税理士事務所に保管されている可能性もあるので、そちらにも確認を。
⚠ なぜ確定申告書が重要なのか?
経管として「個人事業主で建設業を営んでいた」という証明には、以下のような資料が必要です:
疎明項目 | 必要資料例 |
---|---|
経営していた期間 | 確定申告書の控え(5年分) |
建設業を営んでいた事実 | 契約書・注文書・請求書など |
現在の常勤性 | 健康保険証など |
➡ 確定申告書は“経営していた”ことの根拠となる基礎資料なのです。
💡 今後許可申請を考えている方へ
個人事業主で建設業を営んでおられる方は:
- 確定申告書(控)は必ず大切に保管しましょう!
- 原本はもちろん、PDFやコピーでのバックアップも推奨
- 保存年数は最低7年を目安に
✨ まとめ
- 経管の疎明には、確定申告書(控)が非常に重要
- 紛失しても、税務署で最大7年分まで確認可能
- 今からでもしっかり保管と整理を
📣 行政書士のひと言:
「確定申告書は、“経営経験”を語るための一番の証拠資料です。なくしてからでは遅いので、今すぐファイリングを!」