こんにちは。行政書士の堀です。
今回は、行政書士としての正式なスタートとなる「登録証交付式」について、当日の様子や注意点をお伝えします。これから登録を控えている方の参考になれば幸いです。
■ 登録完了までのスケジュール感
私は令和7年3月末に市役所を退職し、4月中旬に行政書士登録申請を行いました。
その後、6月1日に登録完了し、6月17日に「登録証交付式」が開催されました。
登録申請から交付式まではちょうど2ヶ月。
退職から数えると2ヶ月半になります。
■ 登録証交付式の概要と持参物
場所:行政書士会館(会議室)
時間:午前の部(午後も同様に開催)
所要時間:約2時間半
持参物:
- 入会金預かり証
- 印鑑・職印
- 誓約書
- 職印届
- 政治連盟入会届
- 個人票
- 諸費用2万円(内訳:会費2ヶ月分13,000円、政治連盟会費2,000円、消耗品代5,000円)
■ 当日の流れと雰囲気
出席者は5名。私を含むうち3名が行政経験者(元公務員)でした。
60歳以上の方が多く、私のように第2の人生として行政書士を選んだ方が目立ちました。
開式前に名刺交換タイムがあり、ここは積極的に動くのがおすすめ!
私は開業用の名刺をすでに準備していたのですが、他の方はまだ作っていない方が多かったです。
副会長から一人ずつ行政書士登録証(賞状タイプ)の手渡しがあり、その後、各自の簡単な自己紹介タイム。
参加者の中には、
・配偶者が土地家屋調査士で農地転用や開発許可等の業務を検討している方
・国際業務を志す方
など、今後の展望もさまざまでした。
■ 配布物と注意点
配布されたもの:
- 行政書士登録証(賞状タイプ)
- 登録通知書(A4)
- 行政書士証票、会員証(どちらもカード)
- 徽章(バッジ)
- 講習資料
- 会費口座振替依頼書
注意点:
私は登録申請時にまだ固定電話の準備ができておらず、プライベート用携帯番号を登録していましたが、登録完了後、行政書士会名簿がネットで公開されるため、営業電話が多数来ると聞き、固定電話番号に変更届を提出しました。
他の新人行政書士の方も、同様に電話番号の変更手続きをされていました。
■ 講習内容と今後の流れ
交付式の後、以下の内容で講習が行われました:
- 熊本県行政書士会の会則について
- 職務基本規則の概要
- 職務上請求書に関する研修(※請求書購入には2つの講習修了が必須)
音声ガイダンス(AI作成)による説明など、わかりやすくスムーズに進行されました。
■ まとめ|交付式は行政書士としての第一歩
登録証交付式は、いよいよ行政書士としての人生が始まる節目です。
緊張もありましたが、同じタイミングで登録された方との出会いもあり、これからに向けてモチベーションが高まりました。
これから行政書士として歩み始める方の参考になれば幸いです。