行政書士開業編

個人事業主1年目の心得えについて(その2)

熊本の建設業許可申請をサポートする行政書士のイメージ画像

どうも、現役公務員シンです。
令和7年度に行政書士事務所を開業予定です。

自分自身もそうですが、長年サラリーマンをしてきた人にとって、「今さら個人事業主としてやっていけるのだろうか」と不安になることもあると思います。

今回は、そんな方に向けて、書籍で学んだ「個人事業主1年目の心得」をご紹介します。


新規顧客を“リピート客”にすべし

その理由は…

  1. 新規顧客の獲得には、既存顧客のフォローの5倍のコストがかかる
  2. リピート客が増えると、安定した収入が得られやすい
  3. 継続的に良好な関係を築くことで、信頼も深まる

特に行政書士業務では、年度更新や定期的な手続きが必要な許認可業務を取り扱うことで、自然とリピートにつながりやすい特徴があります。
ただ手続きをこなすだけでなく、自分のファンになってもらえるような関わり方を意識していきたいです。


主力事業は「8割の顧客が頼むサービス」に絞る

その理由は…

  1. 口コミや紹介が自然と広がっていく
  2. 営業をしなくても、お客さんが来てくれるようになる
  3. 無理な値下げ交渉も減り、スムーズな成約が増える

行政書士として扱う業務は無数にありますが、最初は「これ」と決めた分野に集中し、徹底的に深掘りしていくのが成功の近道。
私はまず「建設業」を主力にやっていこうと考えています。


付加価値がなければ生き残れない

理由は、機能や料金だけでの差別化は難しいから

ここで言う付加価値とは、「自分の強み」のこと。
たとえば、「価格はやや高いけれど、徹底したアフターフォローがある」など、自分ならではの強みを言語化し、提供していく必要があります。


目に見えない“精神的価値”を重視する

その理由は…

  1. 精神的価値は模倣されにくい
  2. 人は「自分のことをわかってくれる人」からサービスを受けたいという欲求を持っている

行政書士としての専門知識やスキルを持っているのは当然として、
「この人は、ちゃんと自分の話を聞いてくれる」「気持ちに寄り添ってくれる」
そんな信頼感を持ってもらえるような関係づくりを大切にしていきたいと思います。


「ファンになってくれそうな人」をイメージする

その理由は…

  1. プロスポーツも個人事業も、“ファン”の存在が業績を支えている
  2. ファン化すれば、リピートや紹介が自然と生まれる
  3. 熱心なファンは“仲間”を連れてきてくれる

どうしたらファンになってもらえるか?
それは、「相手のために何ができるか」を常に考え、行動し、相手を喜ばせることだと思います。


相手の“言い値”ではなく、「メニュー表」を先に出す

その理由は…

  1. 価格提示に迷うことがなくなる
  2. 価格の主導権をこちらが握れる
  3. 都度見積もりを作る必要がなくなり、効率的

開業後は、ホームページや初回面談時に「価格表(サービスメニュー)」を提示して、最初から安心感を持ってもらえるようにしたいと考えています。


手応えを感じたら“値上げ”をためらうな

その理由は…

  1. 安売りは、経済的にも精神的にも疲弊する
  2. 値上げはブランディングにつながり、差別化になる
  3. 値上げは、客層の質を高める効果がある

安さではなく、“価値”で選ばれるようなサービス提供者になりたいと思います。


模倣されにくい「コミュニティ戦略」を!

その理由は…

  1. コミュニティを持つことが、他者の参入障壁になる
  2. コミュニティ内でビジネスが循環する可能性がある
  3. メンバーが価値を感じれば、口コミでどんどん広がる

自分で新しくコミュニティを作るのは難しいかもしれませんが、まずは既存のコミュニティの中で「人と人をつなげる役割」を意識して、信頼を築いていきたいと思います。


いかがでしたか?

個人事業主1年目は、とにかく“意識”と“行動”が大切。
自分の強みを活かしながら、一人ひとりとのご縁を大切にして、じっくりと信頼と実績を積み上げていきたいと思います。