どうも、現役公務員シンです。
令和7年度に行政書士開業を目指して準備中です。
現在、行政書士の石下貴大さんが主催されている「行政書士の学校」というオンライン講座で、行政書士の実務について学んでいます。
せっかくの学びの効果を最大化するために、このブログでアウトプットしています。
(と言いましても、メモ程度の自己満足ですが)
相談者の求めることを確認する
初回面談では、闇雲に話し始めず、まず相談者が求めていることを確認する。
何が目的?(新規許可?更新?変更?或いは確認だけ?)
それはいつまでに?
建設業許可の1回目の打ち合わせの内容
あらかじめ、メール等で資料の準備をお願いし、相手の資料が整ってから事務所を訪問する。
打ち合わせ時間の目安は、1時間から2時間程度
まず、許可要件となる経営業務管理責任者、専任技術者の有無を確定させる。
その他の資料の回収(工事と決算資料はなるべく初回にもらう)
聞き取り
(感想)開業当初はこの打ち合わせに臨むときはかなり緊張すると思う。事前に、許可要件の確認方法、その他の聞き取り事項をテンプレート化しておけば、精神的にも楽になると感じた。
建設業許可の2回目の打ち合わせ内容
その他の資料を回収する
建設業許可の打ち合わせで聞かれること
許可取得できるか?
→自分はこう思う + 最終は役所の判断 + 役所に確認して折り返す
いつ許可出るのか?
→過度な期待をもたせない。幅があると伝える。最短1ヶ月、長くて2ヶ月
いくらかかるのか?
(感想)顧客も不安があって尋ねてくると思うので、確実なことは分からないとしても、相手の気持ちに寄り添った回答を心がけたいと思った。調べて分かることは、可能な限り、調べて答えるようにすると相手の信頼を獲得しやすいと思った。
建設業許可申請の流れ
相手から相談
事前メール(初回打ち合わせの確認)
打ち合わせ(1回目)
役所へ確認(要件確定)
打ち合わせ(2回目)
提出資料完成
役所へ申請
許可
目安として、提出資料完成まで1〜2ヶ月、申請から許可まで1〜2ヶ月
(感想)思ったよりも、手続きに時間がかかると感じた。役所の申請後は時間をコントロールすることができないので、前半戦をできるだけスムーズに進行させるように工夫が必要だと思った。特に顧客から資料が出てこないとき、言いづらい局面もあると思うがうまいこと催促していく必要がありそうだと思った。
建設業許可は生涯顧客を獲得しやすい?
建設業許可は新規許可を入口に広がりがある!
(入口)新規許可
→(必ず)年度終了届、更新
→(都度)変更届(役員変更、本店支店変更、業務追加)
→(発展)特定許可、大臣許可
→(公共)経営事項審査、入札
(感想)建設業許可は新規許可後に、様々な手続きをお世話することができるので、スポット的に新規顧客を探し続ける必要がないところが魅力的だと思う。それだけに、顧客に信頼してもらえるよう、日頃の声掛けや、許可期限管理などの付加価値を提供していきたいと思った。
建設業許可業務で顧客に提供できること
(狭い視点)許可を取得すること
(広い視点)許可期限管理を通して、会社運営を存続させること
(感想)許可取得のみで勝負すれば、他社との間でコスパ(安さ)競争に飲み込まれると思う。会社を守りますという視点で顧客と接すれば、コスパ競争に巻き込まれにくくなると思った。
建設業許可の報酬の目安
そもそも報酬額には基準はなく、自由に価格設定が可能。
自由だからこそ価格設定に困る
安売りして、貧しくならないように注意。
人件費ベースで、時給6,000円程度になるように設定すれば貧しくならない。
(あくまで一例)
新規 15万 + 経管要件5万 + 実務2万×申請業種数 +証紙9万 +実費
年度報告 5万 + 業種数×1万 + 納税証明400円
更新 10万 + 委任2万 + 証紙5万
(感想)新規で30万円強、年度報告で6、7万円、更新で17万円という目安が分かって参考になった。これを参考にすると、例えば新規10件で年300万円。年度報告20件で年140万、更新5件で80万円。これを合わせると、年間売上520万円で、なんとか食べていける金額だと思った。もちろん初年度はほとんど案件がないだろうが。
建設業許可の顧客管理の重要性
顧客が30社くらいになると、毎月何かしらの手続きが発生してくる。
ずさんな管理だと、顧客の許可継続を守れない
エクセルで顧客の許可日時などを管理しておく必要がある
次の手続きまでの残日数を視覚化できるようにしておき、3ヶ月4ヶ月前には、次の手続きの案内を送るようにする。
これによって、競合他社との競争に勝ち抜く。
(感想)有償の顧客管理システムなどを導入しなければならないのかと思っていたが、エクセル等による管理でも大丈夫そうなので安心した。とはいえ、顧客情報はとても機密性の高い情報になるので、今後しっかりと情報管理の手法を検討したいと思った。
建設業許可で他社と差別を図るには
建設業から派生する周辺業務を確実に押さえることで、そのエリアでオンリーワンの行政書士になる。
建設業 + 周辺業務(産廃収集運搬 + 宅建業 + 建築士)
他の先生は、意外と忙しい。(手伝ってほしいと声がかかる)
他の先生は、意外と周辺業務をやっていない(手伝ってほしいと声がかかる)
他社とのちょっとした対応の違いで差別化
納期の早さ
コンタクトの早さ
すぐに動いてくれる
話をよく聞いてくれる
丁寧な対応をしてくれる
確実に答えてくれる
必ず報告をくれる(役所受付、許可予定日)
絶対許可をとるという気持ちがある
(感想)行政書士とはいえ、やはりサービス業。偉ぶっていては顧客は逃げてしまう。行政書士としての能力や知識云々の前に、相手にとって気持ちのいい対応を心がけたいと思った。常に相手の喜ぶことを意識して仕事をすれば、自ずと顧客を増えていくという確信を持った。
建設業許可の学習は、一旦ここで終了です。
次回からは、宅建業許可の実務について学習していきたいと思います。