マインド編

    税理士の友人に教えてもらった大切なこと

    どうも、現役公務員シンです。
    令和7年度に行政書士事務所を開業します。

    先日、税理士事務所を経営している友人と飲む機会があり、とても大切なことを教わったので、このことをいつまでも忘れないよう、ここに記しておきたいと思います。

    士業全般の人が疎かにしがちなこと

    (1)顧客がいつまでにそれを求めているのか、期限を確認しない。

    (2)顧客がなぜそれを求めているのか、理由を確認しない。

    (3)依頼にかかる予算はいくらなのか確認しない。

    (4)質問されたことに、いつまでに回答するのか伝えない。

    (5)どうせ難しいからと言って、わかりやすく伝える努力をしない。

    友人曰く、士業の方の多くに共通する弱点は、専門家であるが故か、相手の立場になった視点を見失いがちとのことです。例えば、許認可業務を受任した際に、許可が降りるまで2ヶ月くらい待たせて当然というスタンスでやってしまうと、2週間くらいでやってくれると期待している顧客にとっては、そんなにかかるなんて聞いてないよということになり、トラブルの元になります。

    すると、もうこんな行政書士には頼まない、ましてや知り合いに紹介しようなどとは思ってもらえないことになります。

    実務に長けているのはもとより、相手の立場に立って、話をよく聞き、出来るだけ安心、納得してもらえるよう、誠実に対応すること。これは当たり前のことでもあり、そしてつい忘れてしまいがちなのかもしれません。

    ◯◯ができる行政書士 を目指せ

    (1)士業の本業部分はレッドオーシャン

    ・行政書士のみでは報酬のコントロールは難しい

    (2)○○ × 行政書士 を目指せ

    ・◯◯が出来る行政書士ができたら報酬はある程度コントロール出来る

    ・FP×行政書士

    ・宅建士×行政書士

    ・キャッシュフローコーチ×行政書士

    行政書士は許認可業務を扱うことから、ことのほか会社の決算資料を見る機会があることがわかってきた。例えば、建設業の社長さんの中には、決算書なんて全く見方が分からないという方も少なくないと思うので、このあたりのコンサルもできればかなり強みになると思いました。

    報酬の価格設定について

    (1)単なる安売りはしない

    (2)同エリアのベテラン同業者と同じか高く設定してもよい

    ・ただし、なぜその価格なのか理由を準備しておく。

    (感想)仮に同エリアのベテラン行政書士の報酬額が15万で設定されていたら、自信も経験もない自分の価格設定は、少なくとも15万円よりは安くして当然だと思っていたが、そうではなく、例えば、次回の更新手続きのお知らせを行うなどアフタフォローを行うことで20万という価格を設定してもよいことが分かった。事業が薄利多売とならないよう、付加価値をつけ、報酬はある程度高めに設定していくという考え方を知れてよかった。